志望推定時刻

1996年1月3日、『ゼーレ、魂の座』
俺が初めてエヴァを見たのは、たまたまだった。
朝のくだらない正月番組をスルーして、
本当にたまたまテレ東にチャンネルを合わせた。
そこに映しだされたのは巨大な黄色いロボがなにやら暴走し、
壁を叩いているところ…。正直まったく意味はわからなかったが、
凄く興奮したのを覚えている。

その後、全く意味のわからないまま残りの話を観て、
当時の俺には非常に高価ではあったが、
毎月ビデオを買い観れなかった話をテープがすり切れるまで観たものだ。
（人生初のアニメビデオ購入）
もちろん劇場版二作品も観に行った。
ほとんどのエヴァファン同様、正直テレビ版の終りにまったく納得できなかった。
だが、劇場版で完結させると言う話にめちゃくちゃ期待して観に行ったのに
あのザマ…。俺の中で、正直エヴァは『完全に沈黙』って感じだった。

それから10年。
新作が出ると聞いた時にも、あの絶望感をまた味わいたくないと
完全スルーを決めていたが、これまた、たまたま見る機会が巡ってきた。
本当にエヴァとは、偶然ばかりだとつくづく思う。
でも、その偶然のおかげで俺の中の当時の想いが蘇り、
10年ぶりに全話見直したのが、先月だったと思う。
1話から24話…やっぱりエヴァはすごいと再認識した。
全然古さを感じない。とにかく面白い！　
…でも、25、26話は正直怖かった。
まさに恐る恐る観た…のだが、意外にも面白いと思ったのだ。
『ああ～、なるほど。この終わり方もありかも』
悲しいが歳をとったせいだろうか？　
とにかくすべてを見終えて俺はエヴァを改めて好きになった。　

この気持ちはもう止まらない!!　
どうしても『破』を観なくてはと、仕事終りに昨日観てきました。
…なにも語るまい。ただ、とにかく観ろ!!
俺と同じように絶望したヤツも、新たに知ったヤツもとにかく観ろ!!

俺は、思う。
ジンジと同じ世代で、エヴァを観れてよかった。
そして、改めて大人になってエヴァを観れてよかった。

ヱヴァンゲリヲン劇場版：破、こいつは傑作だ!!!

追伸：マクロスFの劇場版は11月公開予定らしい。劇場で予告編やってた。

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